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落ち着かなければと言い聞かせる。

父がコロナに感染した知らせが施設からきた。

容体は安定しており、今の時点では熱と悪寒だけで食欲もあると言う。

その知らせと、ラゲブリオ使用の許可を求める連絡だった。

急いで、折り返し電話を入れる。

 

今まで、パンデミック開始以来、父がいる施設は入居者からは一人も感染者を出さすにいた。

「今どのぐらい感染された入居者がいらっしゃるでしょうか?」 と尋ねると、

とても言いにくそうに、 「片手に余るぐらいです」 というお答えがきた

 

「ここのところで(感染者が)出たのでしょうか?」

「ええ、5類になってからぐらいですね、ぽちぽちと・・」とのこと。

感染された入居者の方の速やかな回復と、これ以上広がらないことを祈っていますということ、そして、スタッフの方々も十分にお気を付けくださいと伝えてから、薬の話に移る

 

「お薬はラゲブリオと伺ったのですが、もう一つのパキロビッドの方は処方はできないでしょうか?」

くすりについてはわからないので、看護師に変わりますということで、その後、看護師さんと話す。

 

さすがに看護師さんは、パキロビッドのことはご存じで、できる限り手配してみますというお答えだった。

「ちなみに、ラゲブリオについての他国ででの対応とうについてはご存じですか?」と聞いてみる。

何もご存じなかった。

 

父は、ワクチンはしっかり打っている。

でも、高齢の方が感染した場合、その後どうなっていくかの症例は散々見聞きしてきた。

これまで蓄積した知識をもとに、冷静に状況を見て、 自身の態度も決めなけれがと思う




日本時間の527日朝、父の施設に電話を入れる。

父の容体は安定しており、熱も若干さがったとのこと。

少し安心する。

父にメールを書いたので、それを印刷して渡してほしいとお願いする。

抗ウイルス剤について、どうなったか尋ねてみたが、看護師の方がまだ来ておらず、わからなかった


 

528日午前10時(日本時間)父の容体を聞くために施設に連絡

・父は熱も下がりあまり症状もなく元気とのこと

・処方薬:パキロビッドは父が服用中の他薬との併用が不可とのこと。ラゲブリオ服用中。

・施設内の他の感染者は7名、どなたも軽症

・スタッフの方にも数名影響が出ている

 

28日以降、施設から父の安定した容体を伝えるメールを頂いていた。


530日朝10時(日本時間)連絡を入れた。

・父は今はほとんど症状はないとのこと。

・施設入居者の感染者も増えてはいない。

・スタッフの方は大忙しのようだった。

献身的な仕事への感謝を伝え、電話を終える

 

202363

96歳の誕生日

もう電話に出られるというメールを頂いていたので、施設に連絡。

家族でお誕生日の歌を歌おうと思ったのだが、 居室での療養期間は日曜日いっぱいとのこと。

でも、もうすっかり元気と聞き安心する


スタッフの方に、電話があったことと、

お誕生日おめでとうという言葉を伝えてくださいとお願いする。


「では、また、改めて月曜日に電話を入れます」

と言う私の横でDarling


「あのね、すみませんが、代わりにHappy Birthdayの歌歌ってね。

お願いしま~す。スタッフみんなでね」


ダーリン・